噛み合わせ・顎関節症・義歯（入れ歯）

上下の歯が正しく噛み合っていないと、食べ物をしっかり噛めない、ブラッシングしにくくなるなどさまざまな弊害が起きる可能性があります。また、全身の不調に関係することも指摘されており、噛み合わせは健康にも影響すると考えられます。
噛み合わせの状態にはいくつかの種類や原因があり、それによって治療方法も異なります。習慣を改善することで噛み合わせが良くなることがあるので、患者さまへのカウンセリングを丁寧に行ないます。
噛み合わせはとても繊細で、ほんの少し詰め物の高さが高いだけでも違和感を覚えます。患者さまの噛み合わせを精密に調べ、どのようなことが原因で噛み合わせが悪くなっているのか、そしてお悩みの症状と関連があるのか診療します。

顎関節のさまざまな異常を指す病気です。代表的な症状としては、顎の痛み、口が開かない、顎を動かしたときに音が出る、といったものがあります。こうした症状により、硬いものを噛めなかったり、大きなものを食べられなくなったりする場合があります。
顎関節症は原因を特定するのが難しく、複数の要因が関連して発症すると考えられます。例えば、常に上下の歯が接触している、歯ぎしりをよくする、ストレスを感じている、といったことが要因として挙げられます。顎関節症が起きているときの状態もさまざまで、筋肉の痛みによるもの、関節の痛みによるもの、関節円板とよばれる組織がずれているものなどが考えられます。問診や噛み合わせなどの検査を行ない、適切に診断をする必要があります。

歯周病やケガなどによって歯を失ってしまったら、人工の歯を作ることになります。新たな歯を作ることで口元の見た目が自然になり、噛む機能を取り戻すことができます。
失った歯のかわりとして一般的なのが、義歯（入れ歯）です。義歯はご自身で取り外しが可能なタイプで、お手入れしやすく清潔に保てます。保険診療のものと自費診療のものに大きく分けることができ、保険診療は少ない費用で作製できます。ただし、素材がレジンに限られ、審美性や機能性の面などでいくつかのデメリットがあります。自費診療の義歯は豊富な種類から選ぶことができ、患者さまの細かい要望にもお答えできます。ただし、費用は高くなるため、患者さまの予算などをお伺いしながら適切な義歯をご提案します。