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プロセラ・アバットメントを用いたブローネマルク・インプラントの審美修復:症例の経緯報告⑨総括;術前・術後の比較ならびに考察
さて、術前と術後の状況を比較してみましょう。

術前の画像です。
歯の喪失があります。
さて、この患者様に対する治療のオプションにはどのようなものがあるでしょうか?
私の提案する、そして患者様から絶賛していただいた治療の結果は以下のものです。


まだとても若い患者さんです。
不幸にも交通外傷で歯の欠損、ならびに臨在歯の切端部の歯の損傷を受けていました。
歯の喪失後、早期にCTスキャンニング検査を行い、唇側の歯槽骨壁が吸収する前にインプラントの埋入手術を行ったため、唇側の歯肉が下がることを最小限に食い止めることができたと考えています。
両臨在歯の歯冠破折に関しては、コンポジット・レジン修復を行い、インプラント修復物の近遠心的幅径が臨在歯と調和するように歯冠形態修正、ならびにコンポジット・レジン修復により臨在歯の形態修正を行い、審美的に修復させていただきました。
現在考えられうるもっとも予知性の高い(永くもつと言って、その予知が違えられ難い)治療方法、もっとも審美性、機能性の高い治療方法であると確信しております。

従来からのブリッジによる方法では、両方の歯を大きく削り込まなければなりません。
その方法では、右上1番(11)に加わる咀嚼圧は両臨在歯が分担して負担することになります。
簡単に言うと、両臨在歯は通常100%の力が加わっているとすると、ブリッジを用いた補綴治療をすることにより欠損した歯に加わる力を負担するため、それぞれ150%の力を負担しなければならなくなることを意味します。
支台歯(ブリッジを支える歯)となる両臨在歯に過大な負担がかかることになります。
場合によると、歯の内部にある歯髄(神経・血管からなる組織です)の除去ならびに消毒が必要になる可能性があります。
先進諸国の総合的なデータによれば、ブリッジのもつ年月は平均で約2年といわれています。
私のところでは、そのようなことはないのですが、統計学的にそのように言われています。
そこを保険治療で用いられている“硬質レジン前装ブリッジ”というオプションで治療したらどうなるでしょうか?
やはり材質的な限界があり、10年以内には表面のレジンは磨耗し、変色してしまう可能性が多いと考えます。
また、その方法では残念ながら歯の裏側は銀色の金属(12%金銀パラジウム合金)が露出し、光の透過性を利用できないためやや審美性に劣る結果となってしまいます。
では、より長期的に安定している審美的な材質であるポーセレンではどうでしょうか?
やはり、若年の患者様であるがゆえに歯肉レベルの変化という問題があり、歯茎が下がった段階で問題が出てくる可能性があります。
やはりまじめに医療に取り組んでいくと、この症例には“オッセオ・インテグレーテッド・インプラント”というのがファースト・チョイスということができるかと思います。
もちろん私は保険医でありますので、保険治療でという依頼があれば、その範囲に応じ精一杯ベストを尽くして治療に当たります。
そんなことは当たり前です。
インプラントに関して、いろんなブログ、ホーム・ページで確かにこれでいいのかなあと思うようなものがあることも事実で、そのようなことを理由にインプラント治療に対して否定的な意見を持つ歯科医師の方もいらっしゃるようで、とても残念に思うことがあります。
ただ、心を開いてこの症例を皆さん、見ていただきたいと思うのであります。
何がベストなのかということを。
インプラント治療ではここまで機能回復、審美回復ができるのです。
私は臨床家として、患者様に対して現在の歯科医療(コンテンポラリー・デンティストリー)で実際どのようなことができるのか、健康保険でカバーされる医療ではどのようなことができるのか、それ以外の方法としてはどのようなことができるのか、一生懸命勉強し、真摯に考え、プレゼンテーションさせていただいております。
もちろんエコノミカルな状況が存在する、そんなことはどんな世界でも同じです。
私は保険治療がご希望の患者様に対しては誠心誠意、現在歯科医学のベストな治療を心がけています。
矯正治療は、唇顎口蓋裂などのシビアな症例に対してのみ、育成医療認定施設でのみ保険治療が認められておりますが、それ以外は保険外治療になります。
私は、では保険治療でできないから、それ以上の治療オプションのお話をしないのか、そんなことはしません。
ベストな治療、保険治療すべてお話し、腹のそこから患者様にご理解していただいた上で、患者様ご自身で選択していただくべきだと考えているわけです。

約10年ほど前にインプラントの上顎洞挙上手術(サイナス・リフト)を教授していただいたアメリカのDrがおっしゃっておりました。今、アメリカでは、インプラントの治療の説明をしないで局部床義歯を装着された患者様が、“何でインプラントの説明をしないで義歯(入れ歯)をいれたのか?”と訴訟を起こしているのだと。
なるほどなあと思いました。

やはり、口腔の健康の治療・管理・維持を担当する私ども歯科医師は、常に研鑽を積み、最善な治療計画を担当させていただく患者様に提示する義務があると思いました。

| インプラント | 05:37 AM | comments (x) | trackback (x) |
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